言葉は雨のように

自分らしくて良いんだと、誰かに思ってもらえたら。

安全時間

コミュ障ではないけれど、人と接するのは得意でもない。

話し下手を自負している。

そして完全なる人見知りだ。

人を目の前にして、何を話したらよいか分からない。

ご近所さんなら「こんにちは」の後が続かない。

職場の同僚とは、仕事の話し以外何を話したらよいのやら。

頭の中で「こんなこと聞いたら気に触るんじゃないか」「プライバシーの侵害だと思われないだろうか」などあれこれ考えてしまい、おいそれと口が開けなくなる。

さらに、それだけでなくて。

他人といるととにかく疲れる。 

今まではどうしてか考えたこともなかったけれど、つい最近知り合った人に言われて納得した。

「そんなに気を遣ってたら、疲れるでしょう？」

どうやら私は天性の気遣い屋らしい。

何人かで集まると、話しをしていない人に話しかけたり、雰囲気を壊さないようにと考えていたり。

せっかく気の合う仲間で集まっても、帰り道はどっと疲れている現実…

でもこればかりは自然としていること、性分なので仕方ない。

そうなるとどうしても、人付き合いから遠のいていく。

友人ともそうなのだから、越してきて数年のご近所さんと仲良くなるなんて、とんでもない。

完全なるインドア派なこともあり、自宅の近くでご近所さんと出会うことも少ないが、できれば会いたくない。

だって、会った所で家族構成も生活のリズムも周囲と違っていて共通点もほとんどないのに、何を話せばいいのか。

そんな苦痛を味わいたくなくて、いろんなシチュエーションでの安全時間を探す。

ゴミ捨て、新聞や郵便を取りに行く、仕事や買物に出かける…

今では無事それを見つけ、そのパターン通りに行動している。

まさにルーティン。

人付き合いは苦手だが、ルーティンは大得意。

決まり切ったことを嫌う人も多いかと思うが、タマコはルーティンだけで生きていくのも全然平気。

これからも、自分なりの安全時間を探しながら、安定のルーティン生活を送りたい。

変わってるかもしれないけれど、それがタマコなの。

 

 

 

 

 

こんな日は

台風がやって来る。

今までにないコースを通って。

子供の頃なら、この非日常感にワクワクしたものだが、もうすっかりおとななので、万が一に備えての準備をする。

買物も前日に済まし、今日は朝から臨戦態勢。

停電するかもしれないと、ガジェット類の充電もばっちり完了。

もちろん出掛けるなんてしない。

今日はお籠りを決めこんでいた。

入浴も夕方まだ明るい内に済ませているから、いつでも停電カモン。

本当に停電したら、寝てしまうくらいの気持ちでいる。

 

そう。

タマコは心配性なのだ。

とにかく万全を期すがモットー。

病的…とまではいかないけれど、普通の人よりは細かい方だろう。

もう少し楽天的になっても良いかもしれないと思いつつ、最近の災害を見るにつけ、いつわが身に降りかかるか分からないと思うと、なおさら簡単に性分は変えられない。

テレビやネットで大変だ！と煽られて、その割には拍子ぬけすることもあるけれど、結果的にはそれが1番なのだから、それはそれでよしということで。

今回も拍子ぬけすると良いのだけれど。

 

この台風による大きな災害が起こりませんように。